- カードタッチ決済を店員に伝える時は「カードで」
- 店舗が「2面待ち」の決済端末だと伝わらない場合もある
- クレジットカード利用者の半数が、タッチ決済を日常的に利用
スマホのタッチ決済って、店員に何て言えばいいの?
スマートフォンで、クレジットカードのタッチ決済を使おうと思って、こんな疑問がわきませんでしたか?
「スマホでカードのタッチ決済」。
まだ試していないという人も多いと思います。
スマホのカードタッチ決済はとても便利で、ポイントカードやレシートでいっぱいの財布を持ち歩いたり、財布の中からクレジットカードを探したりする必要がなくなります。
この記事では、カードのタッチ決済をお店で使う際に何と言えばいいのか、店員とのやり取りのポイントを紹介します。
これまで約30店の調査結果を記事にしてきた筆者が、実体験に基づき解説します。
ぜひ最後までご覧ください!
筆者は楽天ペイの楽天カードタッチ決済を利用しています。記事もそれを前提として解説しますが、他のカード会社や実物カードでも内容は同じです。
スマホタッチ決済は、実物カードを持ち歩かないから手軽だよ。
店員への伝え方
タッチ決済対応の見分け方
まず、カードタッチ決済が使えるお店かを確認しましょう。
レジやお店の入口に、このマークがあれば対応しています。
入店時や支払い時に、一瞬だけ探してみてください。
言葉で伝えないといけない
前提として、カードタッチ決済を店員に伝える場合は、言葉が必須です。
QRコード決済は、スマホのコード画面を見せれば、無言でも決済方法が伝わる場合もあります。
カードタッチ決済は、スマホを見せるだけではほぼ伝わらないでしょう。
最低限、言葉を発する必要があります。
「カードのタッチ決済できますか?」
カードタッチ決済を使いたいけど、どうやって店員に伝えればいいのでしょうか。
特別な言葉は必要ありません。
シンプルにこのように伝えてみましょう。
- 「カードのタッチ決済できますか?」
- 「カードのタッチ決済でお願いします」
これらのフレーズなら、店員がすぐに理解してくれるはずです。
最近では、多くのお店がカードタッチ決済に対応しているので、特に問題なく支払いを進められるでしょう。
「カードで」でもOK
と、書いておいて何ですが、
筆者の実際の言い方は違います。
・「カードで」
これがいつもの言い方です。
店員によっては、たまに「クレジットですか?」と聞き返されます。
デビットカードやお店専用カードの場合があるからでしょう。
より正確に伝えるなら、
・「クレジットで」
さらに短縮するなら、
・「クレカで」
もありでしょう。
外国人店員の場合は
「クレカで」は、日本語に不慣れな外国人店員には伝わらない場合があります。
外国人でも聞き取りやすく、意味が分かりやすい
「カードで」。
がおすすめです。
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業種ごとの特徴
お店の種類ごとに、伝え方を少し変えた方が良い場合があります。
筆者が実際にお店で調査した大手チェーンでの伝え方を紹介します。
店員が対応する通常レジが残っているお店だよ。
コンビニ
大手コンビニチェーンでは、都市部を中心にセルフレジが導入されています。
商品の読み取りから支払いまで全て自分で完結します。
地方に行くほど通常レジの機会が多くなりますが、
伝えるフレーズは、
「カードで」
でOK。
都市部は外国人店員が多いので、「クレジット」より「カード」をおすすめします。
ファストフード
ファストフードチェーンも、マクドナルドを中心にセルフレジやスマホ注文が一般的になっています。
通常レジでタッチ決済を使う時は
「カードで」で良いでしょう。
レストラン・飲食店
レストラン、飲食店も他のチェーンと同じく
「カードで」
「クレジットで」
でOKです。
スーパー
筆者はイオンで調査しましたが、イオンでもセルフレジが一般的になっています。
通常レジではイオンカードと混同されるおそれがあるため、
「クレジットで」の方が確実でしょう。
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店舗側の決済端末によっては、「カードで」だけではタッチ決済の意図が伝わらない場合があります。
タッチ決済の受入方法は、端末によって「2面待ち」と「3面待ち」があります。
2面待ち
「2面待ち」は、端末に「クレジット」と「タッチ決済」の2つのボタンがあります。
「タッチ決済で」までしっかり言わないと、磁気かICか、それともタッチ決済なのか、店員がわからず、決済エラーになるおそれがあります。
3面待ち
「3面待ち」の端末は、「クレジット」ボタン一つで、磁気もICもタッチ決済も全て対応。
「カードで」と伝えても、店員が押すボタンは一つなので、誤解なく決済が進みます。
日本クレジットカード協会は、3面待ちを推奨しています。
今後導入する店舗が増えれば、端末操作の違いによる決済エラーが少なくなりますね。
カードタッチ決済はさらに普及する!?
国内では、QRコード決済や電子マネーのシェアが大きいですが、カードタッチ決済を使える機会は今後も増えるのでしょうか。
結論としては、「今後、拡大していく」でしょう。
タッチ決済は国際水準
VISAの発表によると、2023年3月末の時点で、全世界のVISAの対面取引の57%がタッチ決済となっています。
2027年までに、タッチ決済対応のカードは、全世界で48%増加すると予想されています。
今後、カードタッチ決済が世界中で当たり前の決済手段となっていくと考えられます。
(出典:2023年5月のVISAの発表)
国内でも、この国際水準に併せて、カードタッチ決済が普及していくと容易に予想できます。
半数がタッチ決済を利用
2024年の調査によると、国内のクレジットカード利用者の半数が、タッチ決済を日常的に利用しています。
(出典:㈱インフキュリオンの「決済動向2024年上期調査」)
現在のクレジットカードの保有者数を考えると、この傾向はさらに拡大していくのではないでしょうか。
国は、キャッシュレス80%を目指す
国は、2025年6月までにキャッシュレス決済比率を40%程度、将来的には世界最高水準の80%を目指しています。
この方針が、カードタッチ決済を含むキャッシュレス決済の普及を、更に後押しするでしょう。
カードタッチ決済を今から始めれば、社会の流れに乗れるよ!
まとめ
最後にこの記事のまとめです。
筆者はほぼ毎日カードタッチ決済を使っています。
「カードで」。
これで支払いが滞ったことはほぼありません。
少ない動作で、
少ない発語で、
決済ができるクレジットカードのスマホタッチ決済。
コード決済のように、アプリ立ち上げの操作も不要です。
キャッシュレスの第一歩にいかがでしょうか。
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